先日に続いて、2019年に参加した謎解きのうち、私個人の主観に基づく「お気に入り」をご紹介させていただきます。
本日は、「ルーム型」と「その他公演」です!
「ルーム型」のお気に入り5選
No.5『終わらない平成からの脱出』
制作 | ゆうげん |
会場 | 新宿コムロビル7F |
参加月 | 5月 |
所感
記念すべき令和初の謎解きでした。2019年ならではの企画だったことに加え、多種多様に取り揃えられた謎に埋もれることのできる、ゆうげん流王道ルーム型として満足度の高い公演です。
No.4『SHOW TIME!!』
制作 | XEOXY |
会場 | 新宿フリーメゾン |
参加月 | 5月 |
所感
XEOXYさんの旗揚げ公演。キャパオーバーな印象があったことは否めませんが、それを差し引いても有り余る衝撃と余韻。日が経つに連れとかく薄れがちな記憶の陰影が、この公演に至っては今なお濃いままです。
No.3『ときどき監視員が見回りに来る部屋からの脱出』
制作 | SCRAP |
会場 | アジトオブスクラップ下北沢ナゾビル |
参加月 | 1月 |
所感
探索鬼っ!謎ムズッ!な「ザ・ルーム型」。昔の公演の再演を体験して思うのは、『ときどき監視員が見回りに来る部屋からの脱出』が、変化球に見せかけて実は王道で、 SCRAPルーム型の正統進化だったということです。
No.2『偽りの楽園からの脱出』
制作 | SCRAP |
会場 | アジトオブスクラップ下北沢ナゾビル |
参加月 | 3月 |
所感
原作『約束のネバーランド』の世界がルーム中に見事に再現された、リアル体験型ゲーム。そこは確かに「施設」であって、キレイな「ママ」がいて、エマたちと協力して「脱出」を試みるのです。コラボ公演としては昨年のベスト級でした!
No.1『TableT』
制作 | タンブルウィード×むしょくとうめい |
会場 | 謎解きcafeスイッチ |
参加月 | 4月 |
所感
一言でいえば、天才の御業。謎解きの枠を超えて唯一無二のエンターテイメント作品へと昇華した、まさに「ユニバーサルヒラメキゲーム」です。いま最もリピーター公演や続編が望まれている公演と言っで過言ではないでしょう。
「その他公演」のお気に入り5選
No.5『夜の巨大監獄からの脱出』
制作 | SCRAP |
会場 | よみうりランド |
参加月 | 4月 |
所感
夜の遊園地シリーズ。昨年に比べエンタメに振られていた印象が強いですし、実際に成功率も高かったようですが、充分な難易度だ思います。終演後に開催されたBRAVIOさんのライブも含め、大人数での馬鹿騒ぎは実に楽しかったです!
No.4『FANTASTIC WORLD-戴冠式からの脱出-』
制作 | よだかのレコード |
会場 | EASE STUDIO MEGURO |
参加月 | 5月 |
所感
屋外スタジオを貸し切り2日間限定で開催された、よだかのレコードさんの7周年記念公演。おそらく採算度外視であっただろう、プレミアムかつストレスフリーな公演に心掴まれ、これからも付いていきますと誓ったことは言うまでもありません。
No.3『Escape from The NINE ROOMS』
制作 | SCRAP |
会場 | 横浜ヒミツキチオブスクラップ |
参加月 | 3月 |
所感
世界広しと言えど、これを作れるのはSCRAPさんしかいないでしょう。前宣伝の通り「五感と閃き」を駆使して挑む新感覚エンターテイメント!まるでバラエティ番組のゲームを遊んでいるようでした。東京ミステリーサーカスで続編を遊ぶ日が待ち遠しい!!
No.2『Good Night Company』
制作 | takarush BLACK LABEL |
会場 | イクスピアリ |
参加月 | 6月 |
所感
我が最推しブラックレーベルさんによる、2日間限定開催のスタジアム型公演。とにかく素敵なお話で、イクスピアリを舞台に夢のような体験をさせてもらいました。現在は周遊型として常設されていますので、機会があればセルフリピートしてじっくり味わいたいですね。
No.1『名探偵コナン・ザ・エスケープ 2019 紺青の序幕』
制作 | SCRAP |
会場 | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン |
参加月 | 5月 |
所感
会場、シナリオ、演出、演劇、もちろん謎も、何から何まで一流。ある局面や指向性においてこれを上回るものもありましたが、総合力で他の追随を許さず、最早比較することさえアンフェアだと感じました。ファンの方がリピートしたくなる気持ちもよく分かります。
最後に
謎解きに限らず「体験型イベント」という括りで振り返ってみると、どうしても触れておかなければならない、強く心に強く残った作品が2つありますので、ご紹介させていただきます。
1つ目は、すゞひ企画さんの『9月31日の花嫁』。
目の前で繰り広げられる演劇は相変わらず圧巻。体験型ミステリーとしてもかなり遊びやすくなっていましたし、とにかく、謎解きを含む全体験型イベントの中でも上位に入る名演でした。
2つ目は、きださおりさんの『のぞき見カフェ』。
与えられるのは、近くて遠い非日常をのぞきみる視点。リアルと体験の境界線が曖昧な、定義付けなど意味をなさない数十分間。エンターテイメントの深化を感じました。